
今回は、サーフィンについて語りたいと思います。
始めに、皆さんへ質問します‼︎
皆さんはサーフィンってご存知ですか⁇
返ってくる返答はこちらが多いです。
・サーフィンは難しいんでしょ⁉︎
・サーフィンって聞いた事はある。
・知ってるけど、危ないじゃん‼︎
・一回だけ経験した事あるよー!
・サーフィン=チューブ⁉︎

そうなんです…あまり世間の方にはサーフィンって身近なスポーツでは無いんですよね。
なんか特別なスポーツって捉え方されています。
まぁ一昔前は道具揃えるのにお金掛かるし…
近くに海無いし、とか様々な環境で浸透していませんでした。
東京2020オリンピックの正式種目に決まってからは、だいぶ皆さまにも浸透したのかな⁇
と自負しております‼︎笑
ではサーファーになった今、私が出来るかぎり分かりやすく、解説致します。
目次
- サーフィンとは⁉︎
- サーフィンの歴史。
- サーフィンの楽しみ方‼︎
1.サーフィンとは⁇

サーフィン(surfing)
波の上にサーフボードと言う板の上に立って波を滑走するスポーツです。
サーフボードを大きく分けると3種類ございます。
◯ショートボード
長さが一般的なサイズで170cm〜190cm位のボードの事を言います。
ショートと言うだけあって全長が短く水との接地面が少ないので安定性には弱いです。
そのかわり、スピードが付けば安定性が出て、凄く小回りが効きます。
車で例えるとスポーツカーですね‼︎
また形状によって乗り方、乗り味が変わります。
形状は全体的に丸ぽければ幅が有るので初心者向き、
尖っていて幅が無いと上級者向きです。
一概には言えませんがざっくりイメージだとそう言えます。
自分も現にそれは体感しています。
扱いやすさを車で例えると…
尖ったのがレーシングカー
丸いのがSUV位ですかね⁉︎
◯ロングボード
長さが274cm以上でしたら全てロングボードです。
映画とかで出てきたり、ハワイの映像に映っているのが、このロングボードだとおもいます。
長いので水との接地面が多いので浮く力、浮力も大きく波が小さくても、波の力が弱くても楽しめます。
ただ長さと幅が有るので小回りがあまり効きません…
上級者とかは小回りさせますが簡単には出来ません。
あと持ち運びが不便ですね。
車で例えるとトラックら辺にあたります。
◯ファンボード
長さが一般的なサイズで200cm〜260cm位のボードの事を言います。
ファンボードは1番無難な位置にあり初心者にはうってつけです!
2.サーフィンの歴史。

このスポーツを発明したのはハワイやタヒチに住んでいた古代ポリネシアの人々みたいで、
古代サーフィンつまりサーフィンの起源は西暦400年頃にはサーフィンの原形のようなものがすでに存在していたのです。
ですから凄い古い歴史を持ったスポーツだと言うのがわかりますね。
そしてサーフィンというスポーツがどのように誕生したのでしょうか、
それは古代ポリネシア民族のライフスタイルと密接な関係がありました。古代ポリネシアの人々は大航海時代といわれたコロンブスやマゼランの時代よりもはるか以前から大洋を航海する高度な技術を持っていました。
そのような彼らの発明の一つにアウトリガーカヌーがありまして。
カヌーの片側を支持する浮の着いたこのカヌーは転覆に強く、彼らはこのカヌーで珊瑚礁の外へ漁に出かけました。

珊瑚礁には毎日のように波が押し寄せていますから、カヌーが漁から帰るときに必然としてその押し寄せてくる波に乗ってしまうわけです。
漁業の技術の一つであったその”波乗り”が、いつのまにか楽しさになってしまい。
娯楽として一人歩きを初めて、そしてカヌーは次第に小さくなり、オロとかアライアと呼ばれるサーフボードの原形が誕生したのだと言われています。

凄い進化ですよね。
アウトリガーカヌーからカヌーそして木の板になり今では様々な材質の開発でポリウレタン、EPS(発泡スチロール素材)へと進化を遂げて、軽量かつ浮力が半端なくあります。
3.サーフィンの楽しみ方‼︎

1.波に乗ると言う楽しさ。
サーフィンの楽しみ方はハマっていく程に多くなります。
波に乗ったときは口頭では説明出来ない快感や速度感が味わえます。
立つ事を専門用語でスタンディングと言いますが、
スタンディングしてからは、時間にすると数秒〜数十秒間です。
本当一瞬の感覚です。
ただその一瞬の依存性が高く
味わってしまうと病みつきです‼︎
一見すると簡単そうに立っていますがね、最初はとてもじゃーあ無いほどに立てません。
経験者のコーチングが有るのか?無いのかでは全然違うのですが、ちゃんとしたコーチングと技量に合ったボード選択をしていれば1日で立つ事は出来ます。
きっかけが有りましたら、
是非チャレンジしてみても良いですね‼︎
2.風景や自然を楽しむ。
海に浮かんで波を待っている動作を「波待ち」と言います。波待ちをしている時は大きな海の中で地平線を見ながら待つんですが、
ちょっと岸の方を見ると、陸からでは見えない風景が有ります。
それは全国のサーフポイントでも全然違うのでそれも醍醐味の1つです。
後はなんと言っても、自然が作り出す、「波」ですね。
その時のウネリや潮の干満その場の地形そして風によって、全て状況が変わります。
さっきいい波が有ったから…と言ってそこに居ても同じ波は有りません‼︎
海底の地形に始まり、潮が満ちたり、潮が引いたり、風向きが変わったり、強くなったり、弱くなったり…
1つでも条件が合わないと美しい波は現れません。

こんな透き通った波なんて世界に行かないとまず見れないに近いですがこの様な方は日本のどこかにはあります。
でもこんな幻想的な波を見せてくれる自然にも、海に入らせてもらっている事にも感謝ですね。
3.ライディングパフォーマンス。
なんと言ってもサーフィンの楽しみ方のもう一つライディングパフォーマンスです。
やる側も、見ている側も楽しめます。
2020にサーフィンはオリンピック種目になりましたので。これを知った状態で見るのか知らずに見るのかでは、天と地の差です‼︎
何となくで良いので頭の片隅に入れておいて下さい。
サーフィンと言うスポーツはトーナメント方式で行われます。1ヒート2人〜5人で試合をします。
そして4人のジャッジが採点をします。一度のライディング(波に乗ること)で波の大きさ、波の形、ライディングの技量、全てを考慮して採点されます。
一度のライディングを最高得点を10Pointとしてジャッジ4人の内、最高得点と最低得点を省いた平均得点で評価されます。
そして1度のヒート(試合)につきベスト2ウェーブと言う決まりがあり、点数の高い2つを合わせたトータルスコアで勝敗が決まるのです。
簡単に言うと、おぉーすげ〜ってなれば点数は高いです。
例
Aジャッジ | Bジャッジ | Cジャッジ | Dジャッジ |
9.6 | 8.5 | 9.4 | 8.3 |
採点がでました。そして最高と最低を無くした平均は8.9になります、こんな形で採点を行っていき。
1本目のライディングが…8.9
2本目のライディングが…6.7
(バックスコア)と言う事もあります。
トータルスコアが…15.60となりますね。
それで勝敗が決まり勝ち上がります。
仮に1ヒート2人の試合の場合、
A選手が15.60
B選手が15.55
でしたらB選手は敗退になります。
何となくお分かり頂けました⁉︎
ライディングパフォーマンス例

波の切り立った所でサーフボードを180度回転させる技です‼︎

波の切り立った所をエグる(カーヴィング)ようにターンする技です‼︎

スピードを最大につけて切り立った所を利用して飛んびながら回転させてしまう技です‼︎


こんな光景はチューブに入った人しか味わえません‼︎

因みに私も奇跡的にチューブに入った事は有ります‼︎
入った時間は1〜2秒…
凄く長く感じた1〜2秒でしたね…
そして音が無音に感じました‼︎
サーフィンの大会などでは、技の難易度や全体的な美しさ、見せ方や波の形全てを合わせて点数を付けて争います。
パフォーマンスをするライダーはダンサーの様に試合の規模によっては何十人、何百人の視線を浴びます。
この様な技を見せる側も、見る側も興奮しながら楽しめます‼︎
サーフィンは波に乗る楽しさと感動や、パフォーマンスをする楽しさや観客に感動を与えるスポーツなんです。
少しはサーフィンの素晴らしいさや楽しみ方など分かって頂けたでしょうか⁉︎